マンC、ケイン獲得へ150億円越えの正式オファーも…トッテナム徹底抗戦の構え

　マンチェスター・シティが、トッテナム・ホットスパーに所属するイングランド代表FWハリー・ケイン獲得に向けて正式オファーを提示したようだ。イギリス複数メディアが伝えた。

　今季のプレミアリーグ33試合に出場して22ゴール11アシストの成績を収め、得点王とアシスト王のダブル受賞を果たしたケイン。個人タイトルを獲得する一方で、チームはカラバオ・カップ決勝で敗れたほか、リーグ戦も7位でフィニッシュで終わり、タイトルを獲得できず、今夏の退団を示唆していた。

　そうしたなか、イギリス『ガーディアン』によれば、今夏に契約満了で退団したアルゼンチン代表FWセルヒオ・アグエロの後釜を探すシティがケイン獲得に向けて1億ポンド（約153億6000万円）のオファーを提示したようだ。このオファーに関しては1億ポンドを金銭として支払うか、イングランド代表FWラヒーム・スターリングやブラジル代表FWガブリエウ・ジェズス、スペイン代表DFアイメリク・ラポルテら選手の譲渡を盛り込んだものだという。

　しかし、トッテナムの会長を務めるダニエル・レビー氏は契約期間を3年残すケインの慰留に全力で勤めており、今回のオファーを拒否する模様。また、ケインは現在開催中のユーロ2020に集中しており、その期間に去就が決定する可能性はないとみられている。