ローマはウルバーハンプトン・ワンダラーズに所属するポルトガル代表GKルイ・パトリシオの獲得に向かっているが、ここにきてターゲットを切り替える可能性があるようだ。18日、イタリアメディア『Sportitalia』が報じている。
現在33歳のルイ・パトリシオは、2018年夏にスポルティングCPからウルバーハンプトンへ完全移籍により加入。今季はプレミアリーグで第37節・エバートン戦を除いたすべての試合でゴールマウスを守っている。また、ポルトガル代表では正守護神としてFIFAワールドカップ・ブラジル大会やロシア大会でゴールマウスを守るなど、多くの実績を積んでいる。
ローマのジョゼ・モウリーニョ新監督は今季正守護神を務めていたGKパウ・ロペスのパフォーマンスに満足しておらず、ゴールキーパーの新戦力として複数名の候補をリストアップしていたが、ルイ・パトリシオに一本化。今月16日にはローマが3年契約を結ぶことで選手サイドと個人合意に達したと伝えられていた。
その中、ウルバーハンプトンは移籍金として800万ユーロ(約10億5000万円)を求めている模様。ローマ首脳陣はルイ・パトリシオの年齢が30代中盤であることや、ウルバーハンプトンとの契約期間が来年6月までであることを踏まえて、この要求額が高いと判断する可能性があるようだ。
また、ルイ・パトリシオにかわるターゲットとして、アタランタのイタリア代表GKピエルルイジ・ゴッリーニや、ウディネーゼのアルゼンチン人GKフアン・ムッソの名前があがっている。
モウリーニョ新体制のもとで新戦力確保を急ぐローマだが、アーセナルのスイス代表MFグラニト・ジャカにつづき、ルイ・パトリシオの獲得交渉の動きも停滞気味になっているかもしれない。
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