エバートンはカルロ・アンチェロッティ監督の退任を今月1日に公式発表しているが、後任として元リバプール指揮官のラファエル・ベニテス氏を迎えることになるようだ。16日、イギリスの公共放送『BBC』が報じている。
エバートンは2019年12月からカルロ・アンチェロッティ氏がチームを指揮。今季は昨年末の時点でプレミアリーグ2位と好調を維持していたが、今年3月以降に勝ち点を積み重ねられず、10位でシーズンを終えていた。また、アンチェロッティはエバートンとの契約を2024年6月まで残していたが、レアル・マドリードからオファーが届いたことにより、今月1日付で解除。ジネディーヌ・ジダンの後任として6年ぶりにレアル・マドリードの指揮官に就任している。
アンチェロッティ前監督の後任候補として、エバートンは今季までユベントスを率いていたアンドレア・ピルロ氏との交渉に当たっていると今月上旬に報じられていた。また、ウルバーハンプトン・ワンダラーズの前指揮官であるヌーノ・エスピリト・サントも候補に挙がっていたが、交渉に進展は見られていない。
その中、エバートンの次期監督にはベニテス氏が最有力候補となっている模様。年俸や契約年数などについては現時点で明らかになっていないものの、クラブ首脳陣はベニテス氏との交渉を進めているものとみられる。
なお、ベニテス氏はかつてリバプールの指揮官として2004/05シーズンにUEFAチャンピオンズリーグを制覇した過去を持つ。そのリバプールとライバル関係にあるエバートンの監督に就任するとなれば、史上初めて両クラブを率いた指揮官として歴史に名を刻むことになるようだ。
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