バルセロナはフランス代表DFサミュエル・ユムティティに対して、構想外であることをすでに伝えているようだ。14日、スペイン紙『マルカ』が報じている。
現在27歳のユムティティは、オリンピック・リヨンから2016年夏にバルセロナへ完全移籍により加入。しかし、直近3シーズンはひざの負傷により数度にわたって長期離脱を強いられている。また、今季も左ひざのコンディション悪化により出遅れると、昨年12月の復帰後も出場機会には恵まれず、先発メンバーに名を連ねたのはわずか6試合にとどまっていた。
同選手は税込み年俸1200万ユーロ(約16億円)による契約を2023年6月まで残しているが、負傷離脱の多さもあり、周囲ではかねてから放出候補にあげられている。また、バルセロナはマンチェスター・シティを今季限りで退団したスペイン人DFエリク・ガルシアを獲得。くわえてマンチェスター・シティのスペイン代表DFアイメリク・ラポルテにも関心を寄せていることから、ユムティティが余剰戦力になるものとみられる。
その中、バルセロナ首脳陣はロナルド・クーマン監督と会談を行い、同選手を来季の構想に含まないことで意見が一致した模様。一方、スペイン紙『ムンド・デポルティーボ』が伝えるところによると、ユムティティ本人はバルセロナを離れることを考えていないようだ。
UEFAチャンピオンズリーグ・ベスト16での敗退を受けて、守備陣のメンバー入れ替えを図るバルセロナとしては、他クラブからユムティティ獲得のオファーが届くことを望んでいるはずだ。
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