
パリ・サンジェルマン(PSG)のナーセル・アル=ヘライフィー会長は、今夏退団が噂されるフランス代表FWキリアン・ムバッペが残留すると再度主張しているようだ。6日、フランス紙『レキップ』が報じている。
ムバッペは2017年夏にモナコからPSGへ加入。ブラジル代表FWネイマールやアルゼンチン代表FWマウロ・イカルディ、イタリア代表FWモイーズ・キーンらとともに強力な攻撃陣を形成し、今季は公式戦47試合に出場し42ゴール11アシストをマーク。また、2018年にはフランス代表の一員としてFIFAワールドカップ・ロシア大会で好パフォーマンスを発揮し優勝に大きく貢献。そしてEURO2020本大会ではフランス代表のメンバーに選出されている。
ムバッペとPSGの現行契約は2022年6月で満了を迎えるが、両者は現時点で契約延長の合意に至っていない。その中、レアル・マドリードは同選手獲得の資金確保へ日本代表MF久保建英やセルビア代表FWルカ・ヨビッチなど数名を放出する可能性が伝えられている。
一方、PSG首脳陣は選手サイドに対して4年契約を提示したと、先月下旬にフランスメディア『RMC Sport』が報道。また、ムバッペ本人は自身の去就についてEURO2020終了後に決断を下すとのことだ。
その中、PSGのナーセル・アル=ヘライフィー会長は『レキップ』の取材に対して「(彼の去就について)私の中では明確だ。ムバッペはパリにとどまるはずだ。我々は決して売却することはないし、彼は(来季終了後に)フリーでクラブを離れないだろう。私が言えるのは、物事がうまく進んでいるということだ。(新契約締結で)合意に達することを願っている。ここはパリだし、彼の母国だ。フットボールをするだけではなく、リーグアンやフランス、そして首都であるパリの価値を高めるというミッションが彼にはある」と語っている。
なお、PSGはすでにアルゼンチン代表FWアンヘル・ディ・マリアやブラジル代表FWネイマールと新契約締結に至っている。
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