セリエA ラツィオ

元ユベントス監督サッリ、ラツィオ指揮官就任間近に!2年契約で合意か

マウリツィオ・サッリ 写真提供: Gettyimages

 ラツィオはすでにシモーネ・インザーギ監督の退任を発表しているが、後任候補である元ユベントス指揮官のマウリツィオ・サッリと5日にも契約を結ぶ可能性があるようだ。4日、イタリアメディア『スカイスポーツ』が報じている。

 サッリ氏はチェルシーでUEFAヨーロッパリーグのタイトルを手に入れると2019年夏にユベントスの指揮官に就任。昨季にセリエA優勝を果たしたものの、UEFAチャンピオンズリーグはベスト16で敗退したことにより、わずか1シーズンで解任されていた。また、ユベントスとの契約期間は来年6月までとなっているが、ユベントスは今年6月に250万ユーロ(約3億3000万円)を支払って契約を解消する方針を固めている。

 一方、ラツィオはシモーネ・インザーギ体制のもとでセリエA上位争いを演じていた。また2018/19シーズンにはコッパ・イタリア優勝を成し遂げると、昨季はスーペルコッパ・イタリアーナでユベントスを下してタイトルを獲得。今季もリーグ戦6位で終えており、来季UEFAヨーロッパリーグ予選2回戦の出場権を確保していたが、インザーギ監督は今季限りでクラブを去っている。

 ラツィオはインザーギの後任監督確保を急ぐ中、イグリ・ターレSD(スポーツディレクター)が5月31日夜にサッリ氏の自宅を訪問。両者は交渉を進めると、年俸300万ユーロ(約4億円)+ボーナスによる2年契約で合意に達したものとみられる。

 なお、今季までラツィオを率いていたインザーギは、3日にアントニオ・コンテ氏の後任としてインテル指揮官への就任が正式決定している。