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ミラン、英代表DFトモリの買取OP行使が確実に!チェルシーへ37億円支払い

フィカヨ・トモリ(写真右) 写真提供: Gettyimages

 ミランは今冬にレンタル移籍で加入していたイングランド代表DFフィカヨ・トモリを完全移籍で獲得することでチェルシーと合意に至ったようだ。31日、イタリア『カルチョメルカート』など複数メディアが報じている。

 トモリは2019年夏にEFLチャンピオンシップ(イングランド2部)のダービーでのレンタル期間を終えてチェルシーに復帰。しかし、フランク・ランパード前監督のもとで出場機会を得られず、今年1月に半年間のレンタルでミランへ加入していた。しかし、ミランではデンマーク代表DFシモン・ケアーの負傷離脱やイタリア代表DFアレッシオ・ロマニョーリの不調もありレギュラーを奪取。今年3月以降のリーグ戦全試合でフル出場するなど、来季UEFAチャンピオンズリーグ出場権獲得に大きく貢献していた。

 ミラン首脳陣は同選手のパフォーマンスを高く評価しており、かねてから買い取りオプションを行使が有力視されていたが、設定額が2800万ユーロ(約36億9000万円)であり減額を望んでいると伝えられていた。しかし、来季UEFAチャンピオンズリーグ出場を決めたこともあり、ミランはチェルシーに対して2800万ユーロを支払うことで合意に達したようだ。

 セリエAでチャンスをつかみ、シーズン終盤には主将を務めるロマニョーリをベンチへ追いやったトモリだが、来季以降もミランの守備陣に必要不可欠な存在であり続けることだろう。