アトレティコ・マドリードからユベントスにレンタル移籍により加入しているスペイン代表FWアルバロ・モラタは、レンタル期間延長という形で来季もユベントスでプレーするようだ。30日、イタリアメディア『フットボールイタリア』が報じている。
現在28歳のモラタは昨夏にアトレティコ・マドリードからレンタルによりユベントスへ復帰。今季は公式戦44試合に出場して20ゴール12アシストをあげており、コッパ・イタリアのタイトルを手に入れている。一方、クラブは今季からマウリツィオ・サッリにかわりアンドレア・ピルロがチームを率いていたが、UEFAチャンピオンズリーグでは昨季につづきベスト16で敗退。そしてリーグ戦ではシーズン序盤から勝ち点の取りこぼしが目立ち、スクデット10連覇の可能性が消滅。来季UEFAチャンピオンズリーグ出場権をかろうじて獲得したものの、今月28日にピルロからマッシミリアーノ・アッレグリ氏への監督交代が公式発表されている。
同選手のレンタル期間は今年6月までとなっているが、今夏まで4500万ユーロ(約59億円)を支払うことで行使可能な買い取りオプションが付帯されている。また、1000万ユーロ(約12億6000万円)を支払ってレンタル期間を2022年6月まで延長した上で来夏までに3500万ユーロ(約45億円)を支払うことで行使可能な買い取りオプションも盛り込まれている。
モラタの去就を巡っては、当初は今夏退団の可能性がささやかれていた。しかし、アッレグリ新監督が大一番における同選手の勝負強さを高く評価。そのため、今回の監督交代により残留へ傾いているという見方が広まっている。また、クラブ首脳陣はアトレティコ・マドリードに対して1000万ユーロを支払い、レンタル期間を1年延長させる方向で検討しているようだ。
なお、3シーズンぶりとなるアッレグリ氏の監督復帰により、今夏退団の噂が飛び交っていたアルゼンチン代表FWパウロ・ディバラもモラタと同じく残留に向かうものとみられる。
コメントランキング