ミランのイタリア代表GKジャンルイジ・ドンナルンマは、契約満了により退団することがほぼ確実となった。26日、イギリスメディア『スカイスポーツ』など複数メディアが報じている。
ドンナルンマとミランの現行契約が今年6月までとなる中、両者はこれまで複数回にわたり契約延長にむけた交渉を重ねてきた。しかし、同選手の代理人を務めるミノ・ライオラ氏が年俸の引き上げ、契約期間の短縮、契約解除条項の設定など様々な要求を突き付けていた。
また、ミランは今年3月末に年俸700万ユーロ(約9億円)+ボーナス100万ユーロ(約1億3000万円)による新契約のオファーを再度提示したが、年俸1000万ユーロ(約13億3000万円)を求めるライオラ氏はこれを却下。先月には両者による交渉が中断する中、ユベントスが巨額の年俸を用意して獲得に乗り出すと伝えられていた。
ミランはLOSCリールのフランス人GKマイク・メニャン獲得を今週中にも公式発表する見通しとなっている。その中、テクニカルディレクターを務めるパオロ・マルディーニ氏はドンナルンマの去就について「ドンナルンマはこのクラブのリーダーであり、時にはキャプテンでもあった。人々はプロフェッショナルが意味するものを理解しないだろうが、クラブを変えなければならないことを意味する時もある」
「受け入れがたいことであるが、ひとつのクラブでキャリアを終えることはさらに難しい。我々はミランに多くのものをもたらしてきた選手たちに敬意を払わなければならない。それはドンナルンマに対してもそうだ」と同選手の今夏退団を明らかにしている。
なお、ドンナルンマにはユベントスの他にもバルセロナやマンチェスター・ユナイテッドなど多くのクラブが関心を寄せていると伝えている。
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