ミランのイタリア代表GKジャンルイジ・ドンナルンマは、契約満了により今夏退団が既定路線となっているようだ。25日、イタリア紙『トゥットスポルト』が報じている。
ドンナルンマとミランの現行契約が今年6月までとなる中、両者はこれまで複数回にわたり契約延長にむけた交渉を重ねてきた。しかし、同選手の代理人を務めるミノ・ライオラ氏が年俸の引き上げ、契約期間の短縮、契約解除条項の設定など様々な要求を突き付けていた。
また、ミランは今年3月末に年俸700万ユーロ(約9億円)+ボーナス100万ユーロ(約1億3000万円)による新契約のオファーを再度提示したが、年俸1000万ユーロ(約13億3000万円)を求めるライオラ氏はこれを却下。先月には両者による交渉が中断する中、ユベントスが巨額の年俸を用意して獲得に乗り出すと伝えられていた。
その中、ミランは今季リーグアンのタイトルを手に入れたGKマイク・メニャンを獲得で選手サイドやLOSCリールと合意。メニャンはすでにミラノ入りしており、25日にメディカルチェックを受けている。くわえて、ドンナルンマは23日のセリエA最終節・アタランタ戦でチームメイトやスタッフに対して今季限りでクラブを離れることを告げていたようだ。
ドンナルンマは下部組織時代からミラン一筋のキャリアを歩んできたが、金銭面での問題により自身の思い描いていたものとは異なる形でクラブを去ることになりそうだ。
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