アーセナルやフェイエノールトでプレーした過去を持つFW宮市亮は、2. ブンデスリーガ(ドイツ2部)のザンクト・パウリを退団することが正式に決まった。
宮市亮は2015年夏にアーセナルとの契約を解除し、ザンクト・パウリにフリーで加入。しかし、開幕前のトレーニングマッチで左ひざの前十字靭帯断裂という大怪我を負い、移籍1年目はリーグ戦6試合の出場に終わる。その後も度重なる負傷離脱に悩まされていたが、2018/19シーズン以降は公式戦でコンスタントに出場機会を得ていた。
ただ、同選手は再びひざのコンディションに問題を抱えると、昨年6月5日に行われた2.ブンデスリーガ第30節・ボーフム戦を最後に、およそ11カ月以上にわたり公式戦を欠場。コンディション回復に時間を要したが、今年5月16日に開催された第33節・ハノーファー戦で後半途中からピッチに立ち、およそ1年ぶりとなる復帰を果たしていた。
宮市亮とザンクト・パウリの契約期間は今年6月までとなっているが、クラブ首脳陣は同選手がこれまで数度にわたり長期離脱を強いられてきたことを踏まえ、契約更新を行わない方針を固めていた。そして、クラブは23日に公式インスタグラムアカウントを通じて同選手の退団を発表。「You’ll never walk alone」というメッセージを添えている。度重なる負傷離脱に見舞われてきた宮市亮だが、新天地がどこになるのか今後注目が集まる。
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