Jリーグ 横浜F・マリノス

横浜FMのティーラトン、タイ代表辞退に批判の声が…法的措置の構えも

横浜F・マリノスのサポーター 写真提供:Gettyimages

 明治安田生命J1リーグの横浜F・マリノスに所属するDFティーラトン・ブンマタンは、FIFAワールドカップ・カタール大会のアジア2次予選兼AFCアジアカップ予選に臨むタイ代表の招集を辞退しているが、タイ国内からの批判に憤りを覚えているようだ。23日、タイメディア『SMM SPORT』が報じている。

 タイ代表はグループGでベトナム、マレーシア、UAE、インドネシアと対戦。ここまで5試合を終えて2勝2分1敗としており、首位のベトナムから3ポイント差となっている。また、新型コロナウイルス感染拡大の影響により、今年3月に予定されていた公式戦が延期。来月4日からおよそ2週間にわたってUAEで集中開催することが決まっている。

 しかし、変異株の流行でUAEから日本へ入国する際に14日間の待機期間を余儀なくされることから、ティーラトンは今回のタイ代表招集を辞退。一方で、北海道コンサドーレ札幌に所属するMFチャナティップ・ソングラシンは代表チームへ合流している。

 ティーラトンの決断を巡っては、タイ国内で本人の意思を尊重する声が上がっている一方、一部のファンがタイ代表に合流しないことに対する批判や誹謗中傷のコメントを寄せている。

 これを受けて、ティーラトン本人は自身のSNSアカウントに「(批判や誹謗中傷のコメントを寄せた人を)裁判で訴えることができるか尋ねたよ」と投稿。怒りをあらわにするとともに、場合によっては法的措置も辞さない構えを示している。

 ティーラトンのタイ代表招集辞退はタイ国内で多くの議論を呼んでいるが、本人は横浜F・マリノスで好パフォーマンスを発揮することに集中しているだろう。