インテルのアルゼンチン代表FWラウタロ・マルティネスは、依然として今夏退団の可能性があるようだ。22日、スペイン紙『マルカ』が報じている。
ラウタロ・マルティネスはインテルとの現行契約が2023年6月に満了を迎える中、クラブ首脳陣と複数回にわたって会談。今年3月には両者が2024年6月までの新契約を結ぶことで合意に達したと伝えられていた。
しかし、インテルが新型コロナウイルス感染拡大の影響もあり財政面で問題を抱えていることから、8000万ユーロ(約105億円)以上のオファーが届き次第、同選手の放出に応じる可能性があると報道。また、一部のスペインメディアはアトレティコ・マドリードが獲得を狙っていると報じていたが、ラウタロ・マルティネス本人は先週末のメディアインタビューでインテル残留が基本線であることを強調。インテル首脳陣も交渉再開にむけて、同選手の代理人にコンタクトをとったと伝えられていた。
しかし、代理人は直近の数日間でアトレティコ・マドリードとレアル・マドリードの幹部と会談を行った模様。周囲ではラ・リーガへ舞台を移すという噂が再び飛び交っているが、インテルもラウタロ・マルティネスの放出には応じない姿勢を強めているようだ。
なお、ラウタロ・マルティネスは2018年夏にアルゼンチンのラシン・クラブからインテルに加入すると、移籍1年目から前線の主力に定着。今季はここまで公式戦44試合に出場し17ゴール9アシストをマーク。ベルギー代表FWロメル・ルカクとともに強力な攻撃陣を形成し、スクデット獲得に大きく貢献している。
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