明治安田生命J2リーグの水戸ホーリーホックは21日、DFタビナス・ジェファーソンがFIFAワールドカップ・カタール大会のアジア2次予選兼AFCアジアカップ予選のフィリピン代表に招集されたことを公式発表している。
ガーナ人の父親とフィリピン人の母親の間に生まれたジェファーソンは、2017年に桐光学園高校から川崎フロンターレへ入団。FC岐阜やガンバ大阪への期限付き移籍をへて、今季から水戸ホーリーホックへ完全移籍により加入すると、今季はここまでJ2リーグ全試合でフル出場を果たすなど本来のパフォーマンスを発揮している。
一方、フィリピン代表はグループAでシリア、中国、モルディブ、グアムと同居。ここまで5試合を終えて2勝1分2敗としており、首位のシリアから8ポイント差をつけられている。また、新型コロナウイルス感染拡大の影響により、今年3月に予定されていた公式戦が延期。今月30日からおよそ2週間にわたって中国で集中開催することが決まっており、フィリピン代表はカタールのドーハで合宿を行った後にグアム、中国、モルディブとの対戦に臨む。
ジェファーソンはフィリピン代表選出について「Jリーグが続く中でチームを離れてしまうことになりますが、それを快く送り出してくれたチームの皆様に感謝しています。僕一人では何もできなかったのでいつも周りで支えてくれる家族やチームメイトにもこの場を借りて感謝を伝えたいです。今回得た経験を、チームに還元できるように、そして水戸ホーリーホックの選手として精一杯頑張ります。日本にいる方々にも良い報告ができるように頑張ります」とクラブ公式サイトを通じて意気込みを語っている。
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