エイバルはラ・リーガからセグンダ・ディビシオン(スペイン2部)への降格が決まったことにより、日本代表MF乾貴士やFW武藤嘉紀など十数名が今季終了後にクラブを離れるようだ。19日、スペイン紙『マルカ』が報じている。
乾貴士は2011年夏にセレッソ大阪からVfLボーフムに完全移籍すると、その後アイントラハト・フランクフルト、エイバル、レアル・ベティス、デポルティーボ・アラベスと渡り歩き、2019年夏にエイバルへ復帰。今季は公式戦22試合で先発出場していたが、直近3試合ではピッチに立っていなかった。
また、武藤嘉紀は2015年夏にFC東京からマインツへ完全移籍。2018年夏にはニューカッスル・ユナイテッドへ加わったが出場機会に恵まれず、昨夏にエイバルへ1年レンタルにより加入。今季は15試合の先発出場にとどまったほか、今年3月から1カ月以上にわたりベンチ外となっていた。
エイバルは今月16日に行われたラ・リーガ第37節・バレンシア戦で1-4と敗戦。残留圏内の17位ウエスカと3ポイント差であるものの、ウエスカと勝ち点で並ぶ18位エルチェとの直接対決で2敗としているため、2部降格が決まっている。
これにより、クラブ首脳陣は今夏に大幅なメンバーの入れ替えを行う模様。武藤嘉紀をはじめレンタルで加入している6選手が保有権を持つクラブへ復帰するほか、今年6月に契約満了を迎える5選手の退団が濃厚となっている。
さらに乾貴士は2022年6月まで現行契約を残しているが、2部降格時に適用可能な契約解除条項が盛り込まれており、今季限りで退団するものとみられる。エイバルが現有戦力の大半を失う危機に直面する中、日本代表でのプレー経験を持つ2選手はどのような決断を下すのだろうか。
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