明治安田生命J1リーグの鹿島アントラーズでプレーした過去を持ち、ジュピラー・プロ・リーグ(ベルギー1部)のシント=トロイデンVV(STVV)退団が噂されるFW鈴木優磨は、スュペル・リグ(トルコ1部)の強豪クラブであるフェネルバフチェへの移籍にむけた動きを見せているようだ。11日、トルコメディア『Fotospor』が報じている。
鈴木優磨の去就を巡っては、STVVが新型コロナウイルス感染拡大の影響を受けて資金調達を行う必要性に迫られれていると伝えられる中、ペーター・マース監督や立石敬之CEO(最高経営責任者)がベルギー国内メディアのインタビューで同選手の今夏退団が濃厚となっていることを認めるコメントを残していた。また、選手サイドはすでにブンデスリーガ(ドイツ1部)のヘルタ・ベルリンからオファーを拒否している。
その中、フェネルバフチェは同選手獲得へ移籍金450万ユーロ(約5億9000万円)+ボーナス100万ユーロ(約1億2600万円)という条件でオファーを提示。そしてクラブ幹部は今週に入って鈴木優磨の代理人との交渉をZoomにより初めて行ったようだ。
一方で、フェネルバフチェは鈴木優磨とともにオーストリア人FWエルジャン・カラも獲得候補にリストアップしている模様。身長192cmのカラは昨年1月にSVホルンからラピッド・ウィーンへ完全移籍により加入。今季はオーストリア1部リーグで29試合に出場し14ゴールをあげているほか、UEFAヨーロッパリーグ・グループステージでも5試合で先発出場している。
なお、鈴木優磨にはリーグアンのサンテティエンヌなど10以上のクラブが関心を寄せていると伝えられている。欧州カップ戦でのプレーを望んでいる同選手に、フェネルバフチェ以外のクラブから正式なオファーが届くことはあるのだろうか。
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