かつて明治安田生命J1リーグの川崎フロンターレや横浜F・マリノスなどに在籍していた東京五輪世代の日本代表MF三好康児は、ジュピラー・プロ・リーグ(ベルギー1部)のロイヤル・アントワープを今夏にも退団する可能性があるようだ。9日、ベルギー紙『Gazet van Antwerpen』が報じている。
現在24歳の三好康児は川崎フロンターレから北海道コンサドーレ札幌や横浜F・マリノスへの期限付き移籍をへて、2019年夏にアントワープへレンタルにより加入。海外挑戦1年目は負傷離脱もありリーグ戦14試合の出場にとどまったが、アントワープは昨年3月に同選手の買い取りオプション行使を発表。新たに2023年6月までの新契約を締結している。
同選手は今季前半戦では主に右サイドで先発起用され、UEFAヨーロッパリーグ・グループステージでは5試合に先発出場していた。しかし、今年1月以降は出場機会が減少したこともあり、リーグ戦ではわずか9試合の先発出場にとどまっていた。
その中、攻撃陣の主力であるイスラエル代表MFリオル・ラファエロフがプレーオフ直前にアンデルレヒトへの今夏移籍が決定。これにより、三好康児は先月30日に行われたプレーオフのKRCヘンク戦でおよそ3か月ぶりに先発メンバーに名を連ねるとゴールをあげるなど鮮烈なパフォーマンスを披露。そして今月8日に行われたアンデルレヒト戦ではフル出場を果たしていた。
ただ、『Gazet van Antwerpen』の伝えるところによると、三好康児は来季もアントワープでプレーするかどうか不透明である模様。具体的な移籍先候補については現時点で挙がっていないものの、プレーオフ2試合でのパフォーマンスにより自身に対する評価を高めている。
東京五輪の日本代表メンバー入りを目指すとともにステップアップの移籍を選択肢に入れる三好康児としては、プレーオフ残り4試合で結果を残すことに集中していることだろう。
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