フィオレンティーナはミランやボルシア・ドルトムントなど複数クラブが獲得を狙うセルビア代表FWドゥシャン・ブラホビッチに高額の移籍金を設定したようだ。8日、イタリア紙『ガゼッタ・デッロ・スポルト』が報じている。
現在21歳のブラホビッチは2018年夏にセルビア1部の強豪パルチザンからフィオレンティーナに完全移籍により加入。今季はここまで公式戦37試合に出場して21ゴールをあげている。一方でフィオレンティーナは同選手との契約期間を2023年6月まで残す中、同選手に対して年俸を現在の3倍である120万ユーロ(約1億5600万円)まで引き上げた新契約を提示。しかし、選手サイドはこのオファーに応じない姿勢を見せている。
ブラホビッチにはユベントスやミラン、ドルトムント、さらにはトッテナム・ホットスパーをはじめプレミアリーグの複数クラブが関心を寄せている模様。また、同選手の市場価値は4000万ユーロ(約52億円)にのぼるものとみられるが、フィオレンティーナ首脳陣はブラホビッチの獲得を狙うクラブに対して少なくとも6000万ユーロ(約79億円)を求めるようだ。
なお、フィオレンティーナは同選手獲得時にパルチザンに対して支払った移籍金はわずか200万ユーロ(約2億5000万円)である。イタリアで3シーズン過ごしたことにより飛躍的な成長を遂げたブラホビッチには、さらに多くのクラブから熱視線が注がれることだろう。
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