明治安田生命J1リーグの横浜F・マリノスは今冬にブラジル人FWレオ・セアラを獲得しているが、その移籍の舞台裏を4月30日にブラジルメディア『FUTEBOL BAHIANO』が報じている。
レオ・セアラは2010年からECヴィトーリアに籍を置いているが、2016年にFC琉球へ1年レンタルで加入。その後はブラジル国内クラブへの2度のレンタル移籍をへて2019年に復帰すると、昨季はカンピオナート・ブラジレイロ・セリエB(ブラジル2部)で33試合に出場し16ゴールをマーク。チームが低迷する中で本来のパフォーマンスを発揮していたが、今年1月に横浜F・マリノスへの完全移籍が決まっている。
同選手は今年1月末にECヴィトーリアとの契約期間を終えているが、横浜F・マリノスへの加入が決定する前にカンピオナート・ブラジレイロ・セリエA(ブラジル1部)のECバイーアと2022年12月までの2年契約を締結することで合意に至っていた模様。
しかし、合意後に横浜F・マリノスが獲得に乗り出すと、ECバイーアとレオ・セアラの契約に盛り込まれていた160万レアル(約3200万円)による契約解除条項を支払った上で獲得を決めていたようだ。
くわえて『FUTEBOL BAHIANO』は、横浜F・マリノスが今後レオ・セアラを他クラブに売却する際、ECバイーアは移籍金の30%を受け取ることになると報じている。
なお、レオ・セアラは4月上旬に入国すると、Jリーグが定めた新型コロナウイルス感染拡大防止の追加的防疫措置として14日間の待機期間を終えてチームに合流。そして先月24日に行われたJ1リーグ第11節・横浜FC戦で後半途中からピッチに立ち、J1リーグでのデビューを飾っている。
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