ミランはオリンピック・マルセイユのフランス代表FWフロリアン・トバンの獲得に乗り出しているが、年俸面で合意に近づいているかもしれない。10日、イタリア紙『ガゼッタ・デッロ・スポルト』が伝えている。
トバンは2017年夏にニューカッスル・ユナイテッドからマルセイユに完全移籍により加入すると主力に定着。今季もここまで公式戦35試合に先発出場するなど、クラブを取り巻く状況が悪化する中でも主力としてピッチに立ち続けている。一方、トバンはマルセイユとの契約期間が今年6月までとなっているが、現時点で両者は新契約締結で合意に達していない。
同選手の去就を巡っては、ミランが今夏フリーでの獲得にむけて複数回にわたり選手サイドと交渉を行っているが、選手サイドが年俸400万ユーロ(約5億1000万円)を要求していることにより、交渉に進展が見られていなかった。しかし、『ガゼッタ・デッロ・スポルト』はここにきてトバンが年俸の要求額を引き下げる意思を示している模様。また、同選手の代理人も手数料の引き下げに前向きな姿勢を見せているものとみられ、交渉が前進する可能性があるようだ。
なお、トバンは先月中旬にメディアインタビューを受けた際にはマルセイユ残留の可能性が残っていることをほのめかしていた。前線の戦力強化を目論むミランが同選手の獲得を実現することができるかどうか交渉の行方に注目が集まる。
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