ローマのイタリア代表MFニコロ・ザニオーロは今年6月に開催予定のEURO2020に出場しないことがほぼ確実となったようだ。9日、イタリア紙『ガゼッタ・デッロ・スポルト』が伝えている。
ザニオーロは昨年1月に右ひざの前十字靭帯断裂及および半月板損傷という大怪我を負うと、昨年9月にはUEFAネーションズリーグのオランダ戦で左ひざの前十字靭帯を損傷し手術を行っている。同選手は今年2月にインタビューを受けた際には4月中の復帰やEURO2020への出場を望むコメントを残していた。
しかし、今月7日にオーストリアで負傷箇所の検査を受けた際、左ひざの筋力が右ひざの筋力よりも10%ほど低下していることが判明。再負傷のリスクを回避するためにも復帰を急がない方針を固めたようだ。
また、ザニオーロ本人は『ガゼッタ・デッロ・スポルト』のインタビューにおいてFIFAワールドカップ・カタール大会出場へ目標を切り替えたことを明かしていることから、EURO2020への出場を断念したものとみられる。インテルからローマへの移籍をきっかけに国内屈指のタレントに成長したザニオーロだが、2度にわたる長期離脱で試練を迎えている。
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