バルセロナは今夏退団が噂されるフランス代表FWウスマン・デンベレに対して新契約のオファーを提示したようだ。8日、スペイン紙『スポルト』が報じている。
デンベレは2017年夏にブラジル代表FWネイマールの後釜としてボルシア・ドルトムントからバルセロナへ完全移籍により加入。移籍当初は度重なる負傷離脱により出場機会が限られ、周囲から批判を浴びていた。今季はここまで公式戦36試合に出場しているが、3バックシステムを基本とした布陣に変更して以降はフランス代表FWアントワーヌ・グリーズマンにかわって先発での出場機会を増やすなど、ロナルド・クーマン監督からの評価を高めていた。
デンベレとバルセロナの契約期間は2022年6月までとなっていることから、周囲ではバルセロナが今季終了後にも同選手の放出へ動くという見方が広まっていた。しかし、クラブ首脳陣は2025年6月まで契約期間を延長するためのオファーを選手サイドに提示したようだ。それでも今年6月までに結論が出ない場合にはフリーでの流出を避けるためにもデンベレを今夏に売却する方針を固めるものとみられる。
同選手にはユベントスやリバプール、パリ・サンジェルマンなど多くのクラブが獲得に興味を示していると伝えられているが、果たして契約延長で合意に達することはあるのだろうか。
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