ミランはトリノに所属するイタリア代表FWアンドレア・ベロッティの獲得にむけてオファーを準備しているが、ローマとの争奪戦を繰り広げることになるかもしれない。7日、イタリア紙『コリエレ・デッロ・スポルト』が伝えている。
現在27歳のベロッティは2015年夏にパレルモからトリノに加入すると、強靭なフィジカルやゴール前での決定力を武器に前線でレギュラーに定着。直近2、3シーズンでは一時期不調に悩まされることもあったが、今季はここまで公式戦27試合に出場し11ール6アシストをマークするなど本来のパフォーマンスを発揮。また、リーグ戦では自身がピッチに立った全試合でゲームキャプテンを任せられている。
一方、同選手とトリノの現行契約は2022年6月に満了を迎えるが、現時点で新契約締結の合意には至っていない。また、トリノのウルバーノ・カイロ会長は先日のメディアインタビューにおいてベロッティの契約に関して最善を尽くしたと主張。ただ、イタリア紙『トゥットスポルト』は選手サイドが契約延長を拒否した場合、トリノは今季終了後に3500万ユーロ(約45億円)で放出に踏み切ると伝えている。
ベロッティにはかねてからミランが獲得に興味を示しており、2016/17シーズン終了後には移籍金6000万ユーロ(約76億円)による獲得オファーを提示していた。『コリエレ・デッロ・スポルト』が伝えるところによると、ミランがすでに2500万ユーロ(約33億円)を用意している模様。しかし、ローマも同選手の獲得を狙っているほか、選手サイドはローマのクラブ方針に興味を示しているようだ。
なお、ベロッティとトリノの現行契約には1億ユーロ(約131億円)による契約解除条項が付帯されているものの、この条項はイタリア国外クラブに対してのみ有効であるものとみられる。
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