ユベントスからオリンピック・リヨンへレンタル移籍により加入しているイタリア代表DFマッティア・デ・シリオはリヨンへの完全移籍を望んでいるが、現時点での去就は不透明となっているようだ。31日、イギリスメディア『スカイスポーツ』が報じている。
右サイドバックを本職とするデ・シリオは2017年夏にミランからユベントスへ完全移籍により加入したものの、度重なる負傷離脱によりコンディションが整わず出場機会が減少。昨季はリーグ戦でわずか9試合の出場にとどまっていたが、昨年10月にオリンピック・リヨンへレンタルにより加わると今季はすでに公式戦24試合でピッチに立っており、本来のパフォーマンスを取り戻している。
また、デ・シリオ本人は先月メディアインタビューを受けた際にリヨン残留を望んでいることを明かしていたが、ユベントスとリヨンの取引において買い取りオプションは付帯されていない。
その中、同選手の代理人は『スカイスポーツ』のインタビューにおいて「デ・シリオに関して、リヨンは彼を完全移籍により買い取る決断を下している。だが、交渉を行う中でリヨンへの完全移籍はまだ決まっていない」と語っており、リヨン首脳陣もデ・シリオの獲得を望んでいることを明かした。
なお、ユベントスはかねてからリヨンのフランス代表MFフセム・アワールの獲得を狙っており、デ・シリオを交渉材料に盛り込むことで移籍金を減額することを検討していると伝えられている。
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