リバプールは2018年1月にブラジル代表MFフィリペ・コウチーニョをバルセロナへ完全移籍により放出しているが、その際に両クラブ間の取引を規制する条項を盛り込んでいたことにより、オランダ代表MFジョルジニオ・ワイナルドゥムの去就に影響を与えていたようだ。20日、イギリスメディア『デイリーミラー』が報じている。
コウチーニョは2013年からリバプールに在籍していたが、2018年1月に1億2000万ユーロ(約163億円)という巨額の移籍金を伴いバルセロナへ加入している。しかし、バルセロナでは本来のパフォーマンスを発揮できず、昨季はバイエルン・ミュンヘンへ1年レンタルにより加入。そして昨夏にバルセロナへ復帰しているが、昨年末に行われたラ・リーガ第17節・ウエスカ戦で左ひざの外側半月板を負傷したことにより現在は戦列を離れている。
リバプールは過去にアルゼンチン代表MFハビエル・マスチェラーノやウルグアイ代表FWルイス・スアレスがリバプールからバルセロナに移籍したことを踏まえてコウチーニョをバルセロナに放出する際、2021年までバルセロナがリバプールに所属する選手の獲得を制限する条項を設定していたようだ。
バルセロナは昨夏にワイナルドゥムの獲得に動いていたものの、この条項の存在により実現しなかったものとみられ、今季終了後にフリーで獲得する方針に切り替えたようだ。
なお、コウチーニョの復帰時期については先日スペイン紙『ムンド・デポルティーボ』が今年4月中旬以降にずれ込むという見解を示しており、4月10日に開催予定のレアル・マドリード戦や17日に控えるコパ・デル・レイ(スペイン国王杯)決勝・アスレティック・ビルバオ戦の出場が微妙となっている。
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