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インテルMFビダルにマルセイユが興味。今冬退団が噂されたエリクセンとの序列に変化

アルトゥーロ・ビダル 写真提供: Gettyimages

 日本代表DF長友佑都やDF酒井宏樹を擁するオリンピック・マルセイユはインテルのチリ代表MFアルトゥーロ・ビダルの獲得に興味を示しているようだ。4日、フランスメディア『Le 10 Sports』が報じている。

 ビダルはユベントスやバイエルン・ミュンヘン、バルセロナに在籍した後、昨夏にインテルへ加入。かつてユベントスでともに仕事をしたアントニオ・コンテ監督のもとで今季はここまで公式戦29試合に出場し2ゴール2アシストをあげているが、先発での出場機会が少ないことに不満を抱いているほか、ここ数試合でデンマーク代表MFクリスティアン・エリクセンとの序列が入れ替わったという見方が広まっている。

 一方、マルセイユはすでにUEFAチャンピオンズリーグで敗退しているほか、リーグ戦でも27試合を終えて勝ち点39の獲得にとどまっており、8位となっている。その中、クラブ首脳陣の補強方針に対して記者会見において苦言を呈したアンドレ・ビラス・ボアス監督が解任され、後任に元アルゼンチン代表指揮官のホルヘ・サンパオリ氏が就任している。

 そのサンパオリ新監督は今夏のマーケットにおいてビダルの獲得を望んでいる模様。現在33歳の同選手とインテルの現行契約は2022年夏に満了を迎えるが、600万ユーロ(約7億7000万円)という高額年俸を受け取っていることから、インテルはコストカットを行うためにも放出に応じる可能性があるようだ。これまでイタリア、ドイツ、そしてスペインで複数のタイトルを獲得した実績を持つビダルだが、フランスに舞台を移すことはあるのだろうか。