かつてユベントスやレアル・マドリードなど複数クラブで指揮を執っていたファビオ・カペッロ氏は、アルゼンチン代表FWリオネル・メッシの今夏バルセロナ残留を予想しているようだ。17日、イギリスメディア『スカイスポーツ』が報じている。
メッシの去就を巡っては、昨季終了後にクラブ首脳陣に対して退団の意向を示していたものの、7億ユーロ(約880億円)にものぼる契約解除条項が現行契約に付帯されていることもあり、残留を決断。それでも同選手の契約が来夏に満了を迎える中、依然として契約延長にむけた動きは見られない。
くわえて、16日に行われたUEFAチャンピオンズリーグ・ベスト16のパリ・サンジェルマン戦1stレグでは1-4と完敗したことにより、今季無冠に終わる可能性が高まっていることから、メッシがバルセロナを離れる可能性が高まったという声があがっている。
しかし、カペッロ氏は同選手を取り巻く状況について質問を受けると「メッシはバルセロナに残るだろうね。PSGが多額の年俸を用意して獲得に向かうことはないだろう。(ジョアン・)ラポルタが次期会長の有力候補であるし、彼とメッシの関係は非常に良好だ。誰もが彼のことを大いに好んでいるし、メッシがPSGに加わる可能性はないと私は考えている」と自身の見解を示した。
ロナルド・クーマン監督のもと、コパ・デル・レイ(スペイン国王杯)のタイトルを逃したほか、ラ・リーガでも首位アトレティコ・マドリードに9ポイント差を付けられるなど厳しい状況に立たされているバルセロナだが、残り試合での巻き返しを図ることはできるのだろうか。
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