明治安田生命J2リーグのレノファ山口で昨季プレーしていたブラジル人FWイウリは母国復帰に近づいているようだ。17日、ブラジルメディア『グローボ』が伝えている。
イウリは2019年夏にプリメイラ・リーガ（ポルトガル1部）のポルティモネンセに加入するものの、リーグ戦で5試合の先発出場にとどまるなど出場機会に恵まれず、2020年にレノファ山口に1年レンタルにより加入。自身のキャリアにおいて初のJリーグ挑戦となった同選手だが、J2リーグ24試合で先発メンバーに名を連ねて9ゴール4アシストをマーク。リーグ最下位に沈んだチーム状況とは裏腹に本来のパフォーマンスを取り戻していたが、昨年12月上旬に家族の健康状態を理由にブラジルへ帰国すると、レノファ山口は今年1月に期限付き移籍期間満了を公式発表していた。
同選手は先日、自身のSNSアカウントでファンからの「日本に戻ってくるのか」というファンの質問に対して「イエス」と答えていることから、Jリーグ再挑戦の可能性があるという見方が広まっていた。しかし、現在はカンピオナート・ブラジレイロ・セリエB（ブラジル2部）のセントロ・スポルチーヴォ・アラゴアーノ（CAS）加入に向けて交渉を行っているものとみられ、来週には結論が出るようだ。
なお、CASはアルビレックス新潟を昨季終了後に退団したブラジル人MFシルビーニョの獲得を今週に決めている。レノファ山口で自身の才能を再び開花させたイウリだが、日本に戻ることはないかもしれない。
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