公益社団法人日本プロサッカーリーグ(Jリーグ)は12日、J2リーグのギラヴァンツ北九州に対する懲罰に決定したことを公式発表している。
ギラヴァンツ北九州は小林伸二監督のもと2019シーズンにJ3リーグ優勝を果たすと、昨季もJ2リーグでシーズン中盤まで上位争いを演じていた。その一方で約9年間にわたりホームゲームにおける入場者数について算入できない関係者もカウントして公式記録として報告していたことが問題となっていた。
Jリーグはこの件についてギラヴァンツ北九州に対して罰金200万円、けん責の処分を下したことを発表。また、同クラブは「いつも、温かい応援、支援をいただき、誠にありがとうございます。リーグ開幕前に、お詫びをせねばなりません。ギラヴァンツ北九州がJリーグに加盟した2010年から途中2年間を除く、約9年間のホームゲームについて、Jリーグ規約などを順守せず、誤った入場者数を報告しておりました。Jリーグから懲罰決定を通知されました」
「クラブが苦境に追い込まれている時も、変わらぬ応援・支援をしていただいているファン・サポーターの皆様、スポンサー企業の皆様、ホームタウン・北九州市、フレンドリータウンの自治体の皆様、すべての北九州の皆様の信頼を大きく損なう事態を招いたことを深く、深く、お詫び致します。誠に申し訳ありませんでした。今後、ホームゲームに関して、各部門の運営を総点検して厳格なマニュアルを整備するとともに、社員教育を徹底。ゲーム開催時に順守状況をチェックする体制を整えて再発防止に全力を尽くし、皆様方との信頼回復を図ってまいります。どうか引き続き、応援、支援をよろしくお願い致します」とクラブ公式サイトを通じてスポンサーやサポーターなど、関係者に対する謝罪を行った。
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