清水エスパルス退団のGKネト、所属クラブは未定も「フィジカルトレーナーを雇っている」

　明治安田生命J1リーグの清水エスパルスを昨季終了後に退団したブラジル人GKネト・ヴォルピは現在所属クラブの決定にむけて準備を重ねているようだ。4日、ブラジルメディア『JORNAL DO OESTE』が報じている。

　ネトは昨年1月にコロンビアのアメリカ・デ・カリから完全移籍で清水エスパルスに加入。正守護神としての活躍を期待される中、開幕節のFC東京戦でゴールマウスを守ったが、中断明け以降は負傷離脱を強いられたこともありYBCルヴァンカップ・グループステージ1試合での先発出場にとどまると、リーグ戦では一度もピッチに立つことがなく、わずか1年でクラブを離れている。

　同選手は以前、ブラジルメディアのインタビューにおいて日本やブラジルの複数クラブからオファーが届いていることや、アメリカ・デ・カリでともに仕事をしたアレクサンドル・ギマランエス監督と連絡をとっていることを明かしていた。

　本人は『JORNAL DO OESTE』のインタビューにおいて自身の現状を問われると「今、代理人は複数のクラブと話し合いを重ねているところだ。もうすぐ良いニュースが届くだろうね。ブラジルに戻ってから、トレーニングを続けているよ。可能な限りベストコンディションを維持するためにもフィジカルトレーナーを雇っている。個人的に昨シーズンはうまくいかなかったし、フィジカル面は非常に重要だね」と近いうちに新たな所属クラブが決定することを示唆するコメントを残している。