バレンシアは31日、プレミアリーグのウルバーハンプトン・ワンダーラーズからFWパトリック・クトローネを今季終了後までのレンタルにより獲得したことを公式発表している。
クトローネは昨年1月にウルバーハンプトンからフィオレンティーナへ買い取り義務が付帯された1年半のレンタルにより加入したものの、昨シーズン後半戦はセリエAで9試合の先発出場とレギュラーをつかむには至らず、今季はリーグ戦で一度も先発メンバーに名を連ねていなかった。また、フィオレンティーナ幹部は昨年12月に本人が先発での出場機会を求めていたことを明かしていたが、2021年6月までとなっていた同選手のレンタル期間を切り上げる形でウォルバーハンプトンへの復帰を公式発表していた。
同選手は当初、頭蓋骨骨折により戦線離脱中のメキシコ代表FWラウル・ヒメネスの代役としてウルバーハンプトンに残留する可能性があったが、セリエAで下位に沈んでいるパルマやウディネーゼがレンタルでの獲得を狙っていると伝えられていた。 しかし、先週に入ってバレンシアが獲得に名乗りをあげると、ウルバーハンプトンとクラブ間合意に達し、移籍市場閉鎖間際での獲得を決めている。
ここ数シーズンにわたりレギュラーを確保できず、伸び悩んでいる印象の強いクトローネだが、新天地で本来のパフォーマンスを取り戻したいところだ。
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