ギリシャ・スーパーリーグ(ギリシャ1部)のオリンピアコスは25日、アーセナルを退団したギリシャ代表DFソクラティス・パパスタソプーロスの獲得を公式発表している。
ソクラティスは2018年夏にボルシア・ドルトムントからアーセナルに加わると、移籍1年目は主力として公式戦39試合に先発出場。しかし、昨季は新型コロナウイルス感染拡大によるリーグ戦中断を挟んだ後ほとんど出場機会がなく、今季にいたってはUEFAヨーロッパリーグとプレミアリーグの登録メンバーから外れるなどミケル・アルテタ監督の構想外となっていたことから双方合意のもと契約解除を行っていた。
同選手の去就を巡っては、セビージャやレアル・ベティス、ジェノアが移籍先候補にあがる中、DFルイス・フェリペの戦線離脱によりセンターバックの補強が急務となっていたラツィオへ加入する可能性が高まっていた。イタリア国内の複数メディアは年俸200万ユーロ(約2億5000万円)の契約期間1年半により両者が合意間近となっていると伝えていたが、先週末にギリシャ国内でソクラティスの移籍先はラツィオではなくオリンピアコスになるという報道が飛び交っていた。
なお、ソクラティスとオリンピアコスの契約期間は2023年6月までの2年半となっている。現在リーグ戦で首位を走り、2月にはUEFAヨーロッパリーグ・ベスト32を控えるギリシャの強豪にとって、欧州主要リーグでの経験が豊富な同選手は確かな戦力となるはずだ。
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