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ミラン、バルセロナDFフィルポ獲得へクラブ間交渉開始も…レンタル移籍は拒否か

ジュニオル・フィルポ 写真提供:Gettyimages

 ミランはバルセロナのDFジュニオル・フィルポの今冬獲得にむけてクラブ間交渉を開始したようだ。19日、イタリア紙『ガゼッタ・デッロ・スポルト』が報じている。

 左サイドバックを本職とするフィルポは2019年夏にレアル・ベティスからバルセロナに完全移籍により加入。昨季は公式戦15試合で先発出場していたものの、今季はここまでわずか2試合の先発出場にとどまっており、ロナルド・クーマン監督の構想から外れている。

 一方、ミランのディフェンス陣ではイタリア代表DFアンドレア・コンティのパルマ移籍がほぼ確実となっている。また、マンチェスター・ユナイテッドから1年レンタルにより加入しているDFディオゴ・ダロトは左サイドバックで起用されることもあるものの、本人が右サイドでのプレーを望んでいるため、ミランは左サイドバックでレギュラーに定着しているDFテオ・エルナンデスのバックアッパー確保が課題となっている。

 ミランはバルセロナとのクラブ間交渉を始めているが、バルセロナはフィルポを半年間のレンタルではなく、完全移籍による放出を強く望んでいる模様。くわえて2000万ユーロ(約25億2000万円)以下のオファーには応じない姿勢を見せているため、獲得交渉は難航するという見方があるようだ。