ビツェル
金銭的な理由で拒否した選手も1人いる。現在ボルシア・ドルトムント所属のベルギー代表MFアクセル・ビツェルだ。
2016年の夏、ビアンコネーリも含めビツェルの獲得を狙うクラブが大勢現れた中、当時の所属クラブのゼニト・サンクトペテルブルクが同選手をどこにも出さないと決意した。
一方、ユベントスは諦めなかった。2017年1月に再びビツェルの獲得に向けてゼニトと取引をする。しかしながら取引途中で天津天海からの邪魔が入り、巨額の移籍金を目の前にしたビツェルは中国への移籍を選択した。
リーバ
歴史的に最も話題となったユベントスへの移籍拒否は、イタリア代表として歴代最多35ゴールを挙げたレジェンドFWルイジ・リーバ(現カリアリの名誉会長)であろう。
リーバはプロ1年目を除く全てのキャリア(1963-1976)をカリアリに注ぎ、その間ビアンコネーリから幾度もアプローチされるも、サポーターを第一に想いそれを断り続けてきた。
「毎週日曜日にサッサリ(北サルデーニャ州の町)から遠く離れたカリアリまで試合を見に来るサポーターの姿を目の当たりにして、サルデーニャの人々にとってサッカーは全てだと確信した。彼らを裏切りたくなかった。今もその選択を後悔してない」と、コメントを残している。
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