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清水エスパルス退団の西部洋平がカターレ富山へ「完全燃焼して納得して引退したい」

清水エスパルスのホーム IAIスタジアム日本平 写真提供: Gettyimages

 明治安田生命J1リーグの清水エスパルスは12日、昨年12月に契約満了となっていたGK西部洋平がカターレ富山に加入することを公式発表している。

 西部洋平は1999年に浦和レッズに入団するものの、2002年以降は出場機会が減少したため、2004年に清水エスパルスに加入。正守護神を務める時期もあったが2010年に契約満了により退団となると、その後は湘南ベルマーレ、川崎フロンターレと渡り歩く。2016年には再び清水エスパルスの一員となるものの、長期離脱に泣かされ2018年まで公式戦でほとんど出番がなかった。2019シーズンこそリーグ戦14試合でゴールマウスを守ったが、昨季はわずか1試合の出場にとどまり契約満了となっていた。

 同選手は清水エスパルス退団について「このたび、清水エスパルスとの契約が満了となり、カターレ富山に移籍することを決断しました。まずは自分の気持ちを整理するのに時間がかかり、報告が遅くなったことをお詫びいたします。最後は清水エスパルスで引退したいと思っていた気持ちがありましたが、去年はどうしても不完全燃焼だったこともあり、たくさん悩みました。そして、とにかく完全燃焼して納得して引退したいという気持ちの方が強く、今回の決断に至りました」

 「プロに入り22年、その内の半分以上となる12年間を清水エスパルスでプレーさせて頂きありがとうございました。まだまだ足りないところは沢山ありますが、プレーヤーとしてはもちろん、人として成長させて頂いた清水エスパルスには感謝しかありません。また、サポーターの皆さんには、どんな時も共に戦って頂きました。皆さんの応援や叱咤激励が自分の成長に繋がり、今があると思っています。本当に本当にありがとうございました」

 「チームは離れますが、僕の気持ちが清水エスパルスを離れることはありません。清水エスパルスに関わる全ての皆様、これからも今までと変わらず、清水エスパルスへのご支援、ご声援をよろしくお願いします。行ってきます。そしてまた、ただいまと言えるように頑張って来ます。最高に幸せで、最高にワクワクさせてもらった12年間をありがとうございました」と現役続行を決断した理由を明かすとともに、クラブやサポーターに対して感謝の気持ちを伝えた。

 また、カターレ富山へ加入することについては「このたび、カターレ富山に加入させて頂きます西部洋平です。22年間プレーして培って来た経験をカターレ富山に少しでも還元出来るように全力で戦います。サポーターの皆さん、スポンサーの皆様、カターレ富山に関わる全ての皆様、チームの目標でもあるJ2昇格を目指し、共に戦って下さい」と意気込みを語った。