明治安田生命J1リーグのセレッソ大阪は9日、東京ヴェルディの元日本代表FW大久保嘉人を完全移籍で獲得したことを公式発表している。
大久保嘉人は国見高校から2001年にセレッソ大阪へ入団。プロ1年目からとうかくを現すと、2002年から3シーズンにわたり2桁ゴールをマーク。スペインのRCDマヨルカへのレンタル期間をへてセレッソ大阪へ復帰した後は、ヴィッセル神戸、ボルフスブルク、川崎フロンターレ、FC東京など複数クラブを渡り歩き、昨季は東京ヴェルディに在籍していた。
同選手はプロデビューを果たしたセレッソ大阪への復帰について「再び、セレッソ大阪のユニフォームを着て戦えることを嬉しく思っています。プロ21年目のシーズン、サッカー選手としての終わりを意識していないといったら嘘になります。だからこそ感じること、見えることもあると思っています。自分の選手生活の最後は”セレッソ大阪”でという気持ちで頑張ってきました。そして、その気持ちを理解してくれたクラブに感謝しています。しかし、ピッチに立てばチームの勝利のために全力を尽くす。それは変わりません。1試合、1試合、1日、1日、覚悟をもって挑んでいきたいと思います」と残り少ない現役生活にかける思いを語っている。
また、1年で東京ヴェルディを離れることについて「とても難しいシーズンとなった2020年でしたが、新しい環境で新たに仲間となったチームメイトやスタッフと過ごせたことは、とても貴重な経験になりました。新型コロナウイルスの影響で、サポーターの皆さんと触れ合う機会や、鳴り響く声援を背にプレーできなかったことは残念でしたが、暖かい声援は心に届いていました。本当にありがとうございました」とクラブ公式サイトを通じてコメントを残した。
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