明治安田生命J1リーグのベガルタ仙台は元ポルトガルU-20代表FWアレクサンドレ・ゲデスの退団が決定的となったようだ。5日、ポルトガル紙『O JOGO』が伝えている。
ポルトガルの強豪スポルティングCPの下部組織出身であるゲデスは、2018年夏からヴィトーリアSCに完全移籍により加入したものの、2019/20シーズン序盤にハムストリングを負傷すると以降はプリメイラ・リーガ(ポルトガル1部)やUEFAヨーロッパリーグでベンチ外となる試合が続き、2020年1月にベガルタ仙台へ1年のレンタルにより加入。自身初のJリーグ挑戦で公式戦26試合に出場し5ゴールをあげ、復調の気配を見せていた。
ベガルタ仙台は同選手のパフォーマンスを考慮して完全移籍で獲得することを検討していたものの、ヴィトーリアからの買い取りを断念したことにより退団が決定的となった模様。また、ヴィトーリアとの現行契約を2023年6月まで残しているゲデスは、現在クラブを率いているジョアン・エンリケスの構想から外れているものとみられることから、今冬のマーケットで新たな所属クラブを探すことになるようだ。
ベガルタ仙台は経営危機問題で騒がれている中、モザンビーク代表DFシマオ・マテや元バルセロナのMFイサック・クエンカ、元ポーランド代表GKヤクブ・スウォビィクの引き留めに成功していただけに、ゲデスの流出は非常に痛いだろう。
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