北海道コンサドーレ札幌を期限付き移籍期間の満了に伴い昨年末に退団していたタイ代表GKカウィン・タンマサッチャーナンはジュピラー・プロ・リーグ(ベルギー1部)のOHルーヴェンに復帰することが確実になったようだ。5日、タイメディア『サイアムスポーツ』が報じている。
カウィンは2008年から10シーズン以上にわたりタイ国内の強豪であるムアントン・ユナイテッドに在籍すると、2018年1月に当時ベルギー2部に所属していたOHルーヴェンへ移籍する。ところが負傷による長期離脱の影響もあり出場機会を失う中、2020年2月にタイ代表MFチャナティップ・ソングラシンが在籍する北海道コンサドーレ札幌へレンタルにより加入。ただ、J1リーグで出場機会が訪れることはなくYBCルヴァンカップ2試合の出場に終わり、シーズン終了後に退団が公式発表されていた。
カウィンの去就を巡っては、タイ1部のタイ・ポートFCが獲得オファーを提示したものの、ムアントン・ユナイテッド復帰を強く望んでいた本人はこれを拒否。また、ムアントン・ユナイテッドは同選手獲得の可能性を否定していたものとみられ、結局タイ国内では所属クラブが見つからず、すでにベルギー行きの準備を進めているようだ。
なお、OHルーヴェンは現在リーグ戦19試合を消化し勝ち点29の6位につけている。タイ国内クラブ復帰を模索していたカウィンにとって再び出場機会が限られる環境に身を置く運びとなったが、当面はバックアッパー要員としてチームを支えることになりそうだ。
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