
明治安田生命J1リーグの清水エスパルスはサムットプラーカーン・シティFCに所属するタイU-23代表MFジャルンサック・ウォンコーンを巡り、水面下でV・ファーレン長崎との争奪戦を演じているかもしれない。4日、タイメディア『MGR』が伝えている。
身長167cmと小柄であるジャルンサック・ウォンコーンは今季、元鹿島アントラーズ指揮官の石井正忠監督のもと本職の右サイドのみならず左サイドで起用されることもある中、ここまで公式戦15試合に出場し2ゴール8アシストをマークしている。また2020年12月27日に行われたタイ・ポート戦では3アシストをあげており、タイ国内の有望株として注目を集めている。
サムットプラーカーン・シティとの現行契約が2024年に満了を迎える同選手の去就を巡っては、J1リーグ昇格を目指すV・ファーレン長崎のスカウト陣が石井監督にコンタクトをとっていると報じられていた。しかし、今オフに積極補強を行っている清水エスパルスも関心を示している模様。清水エスパルスは昨年12月にFWティーラシン・デーンダーをタイのBGパトゥム・ユナイテッドに放出しているが、同選手を2020年に獲得する前からジャルンサック・ウォンコーンの動向を注視しているようだ。
なお、サムットプラーカーン・シティは移籍金として少なくとも3000万バーツ(約1億300万円)を要求するものとみられ、Jリーグクラブにとってこの高額な移籍金の支払いが可能かどうかがジャルンサック・ウォンコーンの移籍先を決定づける要因になるかもしれない。
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