2018/2019シーズンには残留争いに巻き込まれ、昨シーズンは10位でフィニッシュしたフィオレンティーナ。昨年6月にロッコ・コミッソ新オーナーとなり2シーズン目を迎える同クラブだが、今シーズンはセリエAのスクデット争いに絡むことになるかもしれない。
20日に行われたセリエA第1節のトリノ戦ではイタリア代表MFガエダーノ・カストロビッリの決勝ゴールにより勝利をおさめ、白星で新シーズンをスタートすることになった。そんなフィオレンティーナが注目されるべき4つの理由を紹介しよう。
ロッコ・コミッソ氏の存在
昨年の6月に新オーナーへと就任したロッコ・コミッソ氏。同氏はアメリカの通信事業会社である『メディアコム』の創業者であり、現在はCEOを務めている。そんなコミッソ氏は世界的な大富豪の1人であり2018年時の総資産は44億ドル(約4762億)とも言われている。
また、コミッソ氏が人気を集める理由は財政的な問題にとどまらない。昨シーズンは週末のゲームになると、ニューヨークからプライベートジェットで観戦に訪れるなどサポーターの心をしっかりとつかんだ。サポーターからも人気を集めるコミッソ氏が今後もフィオレンティーナに大きな変革をもたらすことは間違いないだろう。
将来が嘱望される若手の台頭
フィオレンティーナの特徴の1つとしてあげられるのが若手のタレントの豊富さだろう。
イタリア代表FWフェデリコ・キエーザをはじめ、かつてミランでプレーしたFWパトリック・クトローネ、コートジボワール代表FWクリスティアン・クアメという攻撃陣に加え、中盤には成長著しいイタリア代表MFガエダーノ・カストロビッリが君臨。
ディフェンスラインには複数クラブから注目を集めるセルビア代表DFニコラ・ミレンコビッチ、U-21スペイン代表としての優勝経験を持つDFポル・リロラ、キーパーには昨シーズンも公式戦32試合に出場し8つのクリーンシートを記録したポーランド人GKバルトウォミェイ・ドロンゴフスキといった若手が主力として活躍している。
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