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久保建英の移籍先候補名門クラブまとめ。ミラン、PSG、アヤックス…

久保建英 写真提供: Gettyimages

ラツィオ

久保に興味を示すイタリアのクラブはミランだけではない。現在セリエA2位のラツィオも久保を高く評価している。

ビアンコチェレスティ(ラツィオの愛称)は、来シーズンのチャンピオンズリーグ(CL)に向けてすでにチームの強化を考えて初めている。

ラツィオのSD(スポーツディレクター)イグリ・ターレ氏は、エラス・ヴェローナで大活躍中のDFマラシュ・クンブラを狙っている他、右ウイングとトップ下のポジションでプレーできる選手も検討しているとのこと。そう考えると久保というオプションは十分考えられるだろう。

久保がラツィオに移籍すれば、CLでレギュラーとしてプレーできる可能性も高い。久保自身にとっても、マドリードにとっても、理想的な選択だと思われる。


久保建英 写真提供: Gettyimages

セルティック

2019/2020シーズン、スコティッシュ・プレミアシップ(コロナウィルスの影響で打ち切り)の優勝となったセルティック。来年も優勝し、10年連続のリーグ優勝を狙っている。そのためにはこのチームと少しずつ力の差を縮めているスティーブン・ジェラード監督率いるレンジャーズを、来シーズンも上回る必要がある。

その目標に向かって、久保はとても重要な武器になると思われる。イングランドのメディア『GIVEMESPORT』のジャーナリストであるフィル・スペンサー氏は久保のセルティック移籍の可能性に関してこう発言した。

「久保にとってセルティックへの移籍は悪い選択ではありません。レアル・マドリードほどのクラブのトップチームでプレーするにはまだ早い。それならスコットランドのこの名門クラブで力をつけるのはいいと思います。彼の才能はスコティッシュ・プレミアシップで輝くことに違いありません」


久保建英 写真提供: Gettyimages

PSG

最も久保を欲しがっていると言われているクラブが、フランス王者のパリ・サンジェルマン(PSG)だ。スポーツディレクターのレオナルド氏が久保の獲得に注力していると『アス』が伝えている。

しかし、報道によると、久保は手取りで年間400万ユーロ(約4億8000万円)のオファーを断った上、すでにマドリードもPSG側に放出する意思がないことを伝えたという。

多くの一流選手が揃っているPSG。久保が継続的に試合に出られることは考えにくい。それであれば、ヨーロッパの大会に出場しながら主役として活躍できるクラブに移籍する方がいいとの判断と思われる。

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名前Uccheddu Davide(ウッケッドゥ・ダビデ)
国籍:イタリア
趣味:サッカー、アニメ、ボウリング、囲碁
好きなチーム:ACミラン、北海道コンサドーレ札幌、アビスパ福岡

14年前に来日したイタリア人です。フットボール・トライブ設立メンバーの1人。6歳の時に初めてミランの練習に連れて行ってもらい、マルディーニ、バレージ、コスタクルタに会ってからミランのサポーターに。アビスパ福岡でファビオ・ペッキア監督の通訳も務めた経験があります。

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