イスマイラ・サール(ワトフォード/FC)
今シーズンも無事にインビンシブルズは守られた!
アーセナルが何とかまだ強豪として存在し続けられている理由。それは03/04シーズンにアーセナルが達成した「無敗優勝」という名誉な称号があるからだろう。今となっては当時とのチームの実力やプレゼンスに乖離は否めないが、未だ他のクラブが達成していない「無敗優勝」という過去の栄光にすがり今日を過ごしている。
そんな中、その無敗優勝の達成に有力な候補が名乗り出た。今シーズンのリバプールは手のつけようがない強さで周囲を圧倒し、プレミアリーグでは珍しい1強体制を築き上げた。勢いも全く衰えることを知らず、誰もが03/04シーズン以来の無敗優勝を再び成し遂げると予想し、同時にアーセナルの過去の栄光が霞む危険性が高まった。
しかし、フットボールの神様はアーセナルを見捨てなかった。プレミアリーグ第28節リバプールは残留争い真っ只中のワトフォード相手に3-0の大敗を喫し、今シーズンの無敗記録はなんともあっけない形で途絶えてしまうことになるのだ。
The day Liverpool lost their unbeaten Premier League record 😱
How’s that for a finish from Ismaila Sarr, though 🔥 pic.twitter.com/I2F0pEb0Sn— Goal (@goal) March 21, 2020
その試合で大活躍を見せたのがまさにサールだった。独特のテンポと感性を持つサールの動きやドリブルはリバプールを翻弄し、2ゴール1アシストというすべてのゴールに関わる活躍を見せた。スタッド・レンヌから今シーズンワトフォードへ移籍した若武者は加入当初思うようなプレーができず苦戦をしたが、この試合をきっかけに自信を付けたことだろう。リバプールの無敗記録を止めた立役者にアーセナルは大いに感謝をしなければならない。
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