今だから言える「実は…」には、衝撃的な事実が潜んでいることがある。
フットボールの範疇においては「実はあのチームからの移籍の打診があったんだ」というような話が良い例だろう。もし実現していれば、今ごろフットボール界の構図も大きく変わっていたのかもしれないと妄想を膨らますのも、こうした「Stay Home」ならではの楽しみ方なのかもしれない。
今回は、そんな妄想を大いに働かせてくれる8例を『B/R Football』からご紹介したい。
リオネル・メッシ
レンジャーズ(スコットランド)
レンジャーズはかつて当時10代だったメッシの獲得を試みていたと、当時監督を務めていたアレックス・マクリーシュが明かした。マクリーシュはメッシを当時のシミュレーションゲームであるチャンピオンシップ・マネージャーで知ったという。
我々が当たり前のように行うゲーム上で無名の若手を発掘しては育成させるというフローは、現実世界でも起こり得るのかもしれないと感じさせるエピソードだ。
ロベルト・レバンドフスキ
ブラックバーン(イングランド)
レバンドフスキは2010年にブラックバーンへの移籍間近だった。しかし、アイスランドで発生した噴火による火山灰の影響で移籍は阻止されたとのこと。
バルセロナがインテルと戦うためにミラノまでバス移動を余儀なくされるなど、ヨーロッパに悪影響を及ぼした火山灰は将来世界的ストライカーとなる移籍の障害にもなっていた。
ネイマール
ウェストハム(イングランド)
ネイマールがサントスからバルセロナへ移籍する前の2010年。ウェストハムは彼の獲得に約19億円もの資金を用意していたようだ。
ハビエル・マスチェラーノやカルロス・テベスなど南米からの人材が結構当たるウェストハムだが、もしかしたらネイマールが頭角を現したのはアップトンパークからだったのかもしれない。
ズラタン・イブラヒモビッチ
サンダーランド(イングランド)
イブラヒモビッチがマルメとアヤックスに所属していたころ、それぞれ1度ずつサンダーランドが彼の獲得に動いていたとのこと。当時監督だったピーター・リードがその事実を明かした。
サンダーランドに神が君臨してたかもしれないと思うと身が震える思いだ。
アントワーヌ・グリーズマン
フラム(イングランド)
グリーズマンがレアル・ソシエダに所属していたころ、フラムが彼の獲得に動いていたという。2014年1月に約14億円で獲得に迫ったとされているが、フラムが出した答えはグリーズマンではなくコンスタンティノス・ミトログルの獲得であった。
もしフラムがグリーズマンを獲得していれば、彼の未来は一体どうなっていたのだろうか。
ピエール=エメリク・オーバメヤン
ウェスト・ブロムウィッチ・アルビオン(イングランド)
オーバメヤンがミランからサンテティエンヌへ期限付き移籍していた2011年に、ウェスト・ブロムウィッチ・アルビオンには約2億3000万円で彼を獲得できる機会があったという。
オーバメヤンのプレミアリーグ上陸が、もう少し早くなっていたかもしれなかった。
ロナウジーニョ
セント・ミレン(スコットランド)
ロナウジーニョがまだグレミオに所属していたころ、セント・ミレンが彼の獲得を切望していたようだ。
その後ロナウジーニョはパリ・サンジェルマンへ移籍を果たすことになるが、そこからパラグアイで拘束されるまでファンタジスタとして世界を股にかけたことは言及するまでもない。
ルカ・モドリッチ
ニューカッスル(イングランド)
モドリッチがディナモ・ザグレブに所属していた2008年、ニューカッスルが彼の獲得に動いていたという。元ニューカッスル監督だったケビン・キーガンがその事実を明かした。
モドリッチは結果的にトッテナムを選択し、チームのブレインとしてなくてはならない存在となった。
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