新型コロナウイルスの拡大によって多くの世界のリーグが延期、または中止となり、夏の移籍期間も通常通り行われるかどうかわからないのが現実だ。多くの選手や指導者が未来のことを心配しているに違いない。
しかし、この難しい状況の中でもステップアップの可能性が高い選手または指導者もいるのだ。今日はそんな人物を5名ご紹介する。
クローゼ
2020年4月28日にドイツのメディアはある情報を流した。元バイエルン・ミュンヘンとラツィオのストライカー、ミロスラフ・クローゼがバイエルン・ミュンヘン監督ハンス=ディーター・フリックのアシスタントコーチに任命されたというものだ。
代表選手として世界チャンピオンにもなったクローゼは現在ドイツのクラブのU-17を指導し、ステップアップのチャンスにすでに合意しているという。残るは契約書へのサインのみだ。
クローゼはあまり情報をもらさないタイプで、彼の口から何の発言も出ていないが、ユースとの契約が今シーズン終了までであることははっきりしている。
コウチーニョ
バルセロナからバイエルン・ミュンヘンにレンタル移籍しているフィリペ・コウチーニョ。高い年俸がネックとなり、ドイツに残ることが難しいと言われているが、スペインに戻ったとしてもブラウグラナ(バルセロナの愛称)は別のチームに移籍させるだろう。
しかし、コウチーニョにとってこれは悪い状況ではない。2013年から2018年の間にリバプールで大活躍した彼はチェルシー、トッテナム、マンチェスター・ユナイテッドから移籍の話を受け、再びプレミアリーグに復活する可能性が高いと言われている。
特にチェルシーはシーズン終了後にペドロ・ロドリゲス、そしてウィリアンを失う可能性が高い。フランク・ランパード監督は何があってもコウチーニョを手に入れたいという。ブルーズ(チェルシーの愛称)は彼を完全移籍をさせるために8000万ユーロ(約9億円)を用意していると報じられている。
ルカ・ジダン
「ジネディーヌ・ジダンがディディエ・デシャンの後継者として、いずれフランス代表監督になる」という情報が数ヶ月前からインターネットで流れている。しかし、それがいつ実現するのかはわからない。
しかし、ジダン家の中に代表選抜に近づいている人物がもう1人いる。それはラシン・サンタンデールGKのルカ・ジダンだ。彼はお父さん(ジネディーヌ・ジダンの両親はアルジェリアの少数民族ベルベル人)のルーツを利用し、高い確率でアルジェリア代表の正GKを目指していると噂されている。
それが現実となるために、アルジェリア代表のジャメル・ベルマディは監督サッカー協会とも話し合っているようだ。ルカはアルジェリアのパスポートを手に入れるため、手続きを進めているという。
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