攻めの姿勢を崩さない
1stレグを1-0で勝利し迎えた2ndレグ。リードを持つクラブがアトレティコで、追いかけるクラブがリバプール。どんな人でも、自陣にひいて守り切ろうとるアトレティコに期待するだろう。しかし、そのスタイルをアンフィールドで貫いて逃げ切ったクラブを思い浮かべることができるだろうか。
アトレティコには、リバプールといった強力なクラブを相手にしても1点、ないし2点を奪うだけの力を持った選手たちがいる。ジエゴ・コスタはチェルシー時代にアンフィールドで素晴らしい成績を残している。
今シーズンリバプールを相手に善戦したワトフォードとマンチェスター・ユナイテッド。両者の共通点は集中力を保って守りながらも、常にゴールのチャンスを目指していたということ。リバプールの攻撃に時間をかけさせることができれば、ゴールを狙うスキは生まれてくるはずだ。
両SBを押し込む
リバプールの攻撃力を世界最強にしているのがアンドリュー・ロバートソンとトレント・アレクサンダー=アーノルドの2人のサイドバックだ。強力な前線に加えて、世界最高レベルの攻撃力を持つ2人のDFがいることで、ビルドアップの段階からリバプールは特別な力を持つことができている。
アトレティコの選手で言うと、キーラン・トリッピアーとレナン・ロディには気の利いたプレーが求められる。また、チームとしてできることがあるとすれば、高い位置からのプレスを継続することだ。ワトフォードとチェルシーが見せたハイプレスに対し、リバプールは隠すことのできない不快感を見せていた。
アトレティコの選手たちは、後半のアディショナルタイムまで集中力を維持する必要がある。少しでも忍耐力を失えば、リバプールの鋭いくちばしで噛みつかれてしまうだろう。
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