サポーターの悪い側面しか見ないイタリア
そんなサポーターを大事にしている印象が強い日本と、イタリアを比べてみたいと思います。
日本では、選手と触れ合うイベントを開催したり、選手が学校に行って子供たちにサッカーを教えたりなど、サポーターを大事にする仕組みがしっかりしている。しかし、セリエA(セリエB、セリエCも)では似たような仕組みがあまりない。むしろ、イタリアのサポーターは悪者扱いされてばかりです。
確かに日本と違って過激なウルトラス(ヨーロッパの熱狂的なサポーターグループ)の存在もあり、中にはクラブのイメージを悪くする危険な人物もたくさんいます。しかし、サポーター全員が同じ扱い方をされるのは如何なものでしょうか。
イタリアの長いサッカー史の中では、応援団に参加することを祖先から引き継ぐ人々がたくさんいて、「応援」が「伝統・文化」になっている側面もある。リーグのイメージアップのためにも、彼らがもっと取り上げられるべきです。
クラブとサポーターの関係は「片想い」であってはいけない。日本のように「家庭的な」雰囲気をイタリアにも作るべきだと思います…。その雰囲気を作り上げることに成功すれば、イタリアのサッカー界ももっと安全な場所になるはずです。
コメントランキング