アーセナルとの契約が2021年6月までに迫っているオーバメヤン。しかし、チームがチャンピオンズリーグ(CL)出場権を逃した場合は退団する意向だと報じられ、移籍先の候補となるクラブもいくつか浮上している。
また、先日の報道ではオーバメヤンが同クラブとの契約延長交渉の席から離れたとも報じられており、その去就に注目が集まっている。そこで今回はそんなオーバメヤンの獲得に動いているクラブたちを紹介する。
マンチェスター・ユナイテッド
今夏の移籍市場でインテルへ移籍したベルギー代表FWロメル・ルカクの後釜としてオーバメヤンの獲得に動いていたユナイテッド。シーズン序盤は複数得点が奪えず勝ち点をなかなか獲得できない状況が続いていた。
しかし直近のトッテナム・ホットスパー戦とマンチェスター・シティ戦で勝利。この2試合でイングランド代表FWマーカス・ラッシュフォードが3ゴール(内PK2本)を記録すると、自己最多に並ぶシーズン13ゴールを達成している。
インテルにチリ代表FWアレクシス・サンチェスとルカクを売却し、FWの枚数を増やしたいのは分かるが、現時点でオーバメヤンのような実力のある選手の獲得は不要のようにも思える。果たしてユナイテッドはオーバメヤンの獲得に動くのだろうか。
レアル・マドリード
オーバメヤンへの強い関心が噂されているクラブの1つでもあるマドリード。ジネディーヌ・ジダン監督はリバプールの強力な3トップに匹敵する攻撃ユニットを形成しようとしており、オーバメヤンの加入を熱望しているとも伝えられている。
また、マドリードは怪我などの影響もあり調子が安定しないコロンビア代表MFハメス・ロドリゲスや度々、問題行動が話題になるウェールズ代表FWガレス・ベイルの売却を考えているとも。そんな両選手はオーバメヤンのトレード候補として申し分ない。両選手は残留を望んでいるとも報じられているが、高額な給料に似合わない両者をクラブは放っておかないだろう。
バルセロナ
ここ数年、ウルグアイ代表FWルイス・スアレスの後釜を探しているバルセロナ。スペインメディア『 El Chiringuito』では同選手をオーバメヤンと入れ替えたいと考えているようだ。
しかし、スアレスの後釜候補にはインテルのアルゼンチン代表FWラウタロ・マルティネスやレッドブル・ザルツブルクのノルウェー代表FWエルリング・ホランドなどの若手選手も候補に挙がっている。
ちなみにクラブが後釜を探していることについてスアレスは「競争を促進することは、クラブにとっては良いことさ。 このようなクラブでプレーし、自分の場所を獲得するのは簡単ではない」とコメントしている。果たして、バルセロナはスアレスの後釜に誰を獲得するのだろうか。
インテル
インテルはバルセロナが獲得を狙っていると報じられているラウタロ・マルティネスの後釜としてオーバメヤンを調査しているようだ。
なお、アントニオ・コンテ監督はマルティネスの去就に関係なく前線の強化を望んでいるようで、同選手の獲得を目指しているようだ。コンテ監督はチェルシー時代に相手チームとしてオーバメヤンと対戦してきただけに、同選手の特徴を十分に理解しているだろう。
アトレティコ・マドリード
アトレティコ・マドリードはスペイン代表FWディエゴ・コスタがフラメンゴ移籍を検討しており、その後釜としてオーバメヤンが浮上している。
今季、アトレティコはリーグ戦6勝8分2敗の7位と上位争いから大きく離れることになってしまった。特に苦しんでいるのが得点力。フランス代表FWアントワーヌ・グリーズマンが抜けた穴は大きく、リーグ戦16試合で16ゴールしか奪えていない。
また、アトレティコはリーガ・エスパニョーラが定める給料上限がギリギリの状態。1月の移籍市場で補強したい同クラブは、コスタの売却以外にもコロンビア代表DFサンティアゴ・アリアスやクロアチア代表DFシメ・ブルサリコも売却候補に浮上している。
上海上港
オーバメヤンの獲得には中国からの関心も伝えられている。しかし、オーバメヤンは「チャンピオンズリーグ(CL)でプレーしたい」と公言しており、その可能性は低いと考えられている。
そんな上海上港は昨年の夏、オーバメヤンに週給30万ポンド(約4300万円)を提示している。今後、同選手がお金に目がくらむようなら中国移籍の可能性もあるかもしれない。
なお、オーバメヤンの獲得には上海上港の他にも過去に広州恒大や天津天海も移籍を狙っていた。
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