パリ・サンジェルマン(PSG)に所属するフランス代表FWキリアン・ムバッペと、同クラブ所属のブラジル代表FWネイマールの移籍問題は関連しており、ムバッペの存在がネイマールの移籍を近づけているという。18日、スペイン紙『スポルト』が伝えている。
移籍を希望し去就についての噂が絶えないネイマールだが、PSGはネイマールとムバッペの2人のスターが残留し、冬以降もクラブの選手として戦うことを望んでいる。しかしUEFAファイナンシャル・フェアプレー規則(FFP)の問題から、ムバッペが残留する場合にはネイマールが移籍する可能性が高まるとのこと。同規則は、UEFAに加盟するクラブに対し、移籍金や人件費などの支出がテレビ放映権料やスポンサーなどの収入を上回ることを禁止するものだ。これによって、3000万ユーロ(約36億円)とされる両選手のどちらかを手放さざるを得ない状況が生まれる可能性がある。
ネイマールはEU圏外の選手のため、ムバッペよりも財務コストが多くかかる。PSGのスポーツディレクターを務めるレオナルド氏は「ムバッペがPSGのメインとなるべき」と言及。同クラブは12月で21歳になるフランスの若き才能のキャリアをネイマールより優先するべきと考えている。
バルセロナ復帰説があがっているネイマールだが、レアル・マドリードも彼の獲得を諦めていない。またマドリードは、ムバッペにも興味を示している。PSGの決断と対応に注目が高まる。
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