選手の去就と同じか、それ以上の注目が集まるのが監督の去就だ。世界トップクラスの監督になればスター選手以上の報酬を受け取り、チームを高みへと導くことを求められる。
しかし、一般的に選手よりも新天地探しに時間がかかるのが監督だ。また、就任中は激務であるため、1年かそれ以上の休暇を取る監督も少なくない。
現在フリーの監督で注目を集めているのがジョゼ・モウリーニョ氏だ。アーセナルやレアル・マドリードなど、複数のクラブの監督就任の噂が挙がっている。しかし、フリーの大物監督はモウリーニョ氏だけではない。今回は、現在フリーの世界的な名将3名をご紹介する。
ローラン・ブラン
現役時代にマンチェスター・ユナイテッド、バルセロナ、インテル、オリンピック・マルセイユといったクラブで輝きを放ったブラン氏。多くのタイトルを勝ち取り、フランス代表ではワールドカップ優勝の立役者として英雄視された。
引退後は2007年からボルドーで指揮を執ると、フェルナンド・カベナギやヨアン・ギュルキュフといった若手選手を見事にコントロール。2008/2009シーズンにはカップ戦とリーグ戦の2冠を達成している。ボルドーでの活躍が評価されたブラン氏は、2010年にフランス代表監督に就任。しかし、大きな結果を残すことはできず、EURO2012準々決勝敗退の責任を取る形で、監督の職を辞している。
その後、2013年にパリ・サンジェルマンの監督に就任したブラン氏。2年連続で国内3冠を達成するなど、しっかりと結果を残して2016年に辞任した。しかし、同氏は以降、指導者としての活動を行っていない。趣味のゴルフに取りつかれているようだ。
コメントランキング