CL/EL リバプール

今節のCLはアレが多かった!リバプールを追い詰めたあのゴールも…

写真提供: Gettyimages

今週ヨーロッパ各地で開催されたチャンピオンズリーグ第2節は珍しくアレが多かった。

選手サポーター両者共々、ヒートアップ不可避のチャンピオンズリーグ。毎節白熱必至の90分が行われているわけだが、今節とあるシーンが各試合で多く目撃された。

なんと今節は「ダイレクトボレー」が炸裂したゴールが多く目撃されたのだ。2夜16試合開催されたうち、ビューティフルボレーが3ゴールも決まるなんてなんと贅沢なことか。プロでも難しいワザをいとも簡単にゴールへ流し込む、しかもこんな大舞台で。そんな早朝から興奮を届けたこれら3つのボレーを見ていくことにしよう。


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ウィリアン(チェルシー)

視界良好、チェルシー本領発揮。

スタンフォード・ブリッジでバレンシア相手にまさかの黒星を喫し、今節はアウェイではあったものの何とかして勝利が必要だった。とはいえ今節の対戦相手はリールと一筋縄ではいかない相手であることは確かだ。開始22分にフィカヨ・トモリのボールに反応したタミー・アブラハムが決めて先制することに成功したが、33分に追いつかれてしまう。暗雲立ち込めたかのようにみえた終盤77分、芸術的なゴールが決まった。

チェルシーvsリール

カラム・ハドソン=オドイからのふわりと上げられたクロスは失敗に見えたかのように思われたのも束の間、その落胆さウィリアンは一瞬にして吹き飛ばした。ジャストミートしたボールは地面を叩きつけてネットを揺らし、チェルシーに今シーズンチャンピオンズリーグ初勝利をもたらした。


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南野拓実(レッドブル・ザルツブルク)

アジア人コンビがアンフィールドをどよめかせた。

開幕節大勝した勢いを引っさげて戦う次なる相手は昨シーズン覇者リバプール。前半の内容は大方の予想をまさに反映させたかのようなものでリバプールが圧倒的な力を見せつけ一挙3得点。ファン・ヒチャンが1点返したものの、あたかも前半のうちに決着がついたかのように思われた。しかし、これで終わりではなかった。

56分素早いリスタートから左サイドをファン・ヒチャンが持ち上がり、ゴール前へクロス。そこに南野拓実が完璧なタイミングで右脚を振り切りネットを揺らした。あまりにも美しすぎるゴールにアンフィールド全体が騒然とする事態に。この後エルリング・ブラウト・ホランドが南野のパスに合わせて同点に。結果的にはモハメド・サラーに追加点を上げられ敗戦となったものの、ザルツブルクは今シーズン最もリバプールを焦らせる試合を演じた。


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ルイス・スアレス(バルセロナ)

全世界に告ぐ。彼をフリーにさせるな。

歴代の選手を振り返っても、長きに渡ってバルセロナで活躍できる選手は本当に限られている。特にフォワードになればなるほどその傾向になっているが、リオネル・メッシとルイス・スアレスは別格のようだ。どこからでもゴールを決めるある種殺傷性を秘めている。

第2節インテル戦、ホームカンプ・ノウということもあり、バルセロナ有利と思われた一戦だったがバルセロナ守備の一瞬の隙きからラウタロ・マルティネスにゴールを奪われビハインドのまま前半を終える。リーグ戦に嫌な流れを持ち込みたくないバルセロナは後半は勝負に出る。中盤のセルヒオ・ブスケツを下げアルトゥーロ・ビダルを投入。これが結果的に試合の流れを変えた。

ビダルのスアレスに向けたクロスは、誰もが一度足元で収めると思い込んだが、彼だけは「シュートを打てる」という野性的な確信があった。クロスよりも球速が増したライナー性のボレーシュートはゴール右隅に突き刺さる同点弾となった。この後、メッシからのパスに反応したスアレスは逆転ゴールを決めようやく一安心。死の組を突破に向けまた一つ前進した。

名前:秕タクオ

国籍:日本
趣味:サッカー、UNO、100均巡り

サッカー観戦が日課のしがないサラリーマンです。かれこれ人生の半分以上はサッカー観戦に明け暮れ、週末にはキルケニー片手にプレミアリーグやJリーグにかじりついています。

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